パンの廃棄ロス削減サービス「rebake(リベイク)」を展開するクアッガ(本社東京都、斉藤優也代表)はこのほど、ガイドブックを発行した。廃棄になってしまいそうなパン「ロスパン」に関する情報を紹介する。パン販売店の店頭で配布したり、「rebake」の購入者に同梱したりする。消費者への「食品ロス」削減の啓蒙と、「rebake」のサービス理解を図る狙いだ。
「rebake」は廃棄ロスになりそうなパンを販売するECサイト。全国のパン販売店が出店している。パン販売時に販売価格の17%(税抜)の手数料のみを徴収している。パン販売店に登録料や月額利用料などの固定費は発生しない。
新たに発行した「ロスパンの教科書」では、「rebake」が扱っているロスパンの発生背景や、パン販売店はロスパンについてどう感じているのかなどを掲載する。「rebake」を利用しているパン販売店や消費者への調査を通して、日常生活では見えにくい食品ロス発生の裏側を紹介する。ロスパンに特化したガイドブックの出版は日本初となる。
配布方法は主に(1)パン販売店の店頭での設置(2)「rebake」を通じたロスパンの購入者に同梱(3)「rebake」が参加するイベントでの配布(4)食品ロスに興味関心のある団体、教育機関への配布─などだ。
今回のガイドブックについて、「『ロスパンの教科書』を通じて、『安いから買う』以外のロスパンの価値を1人でも多くの人に知っていただけたらと思う」(担当者)と話す。
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