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2024.05.16

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ポーラ、2024年1-3月期 委託販売は12%減収 店舗数の減少が減収要因に

ポーラの2024年1-3月期(第1四半期)の委託販売チャネルの売上高は、前年同期比12.2%減の139億2600万円だった。ポーラでは、2023年1年間で、サロン店舗数が170店舗減少。その影響を、既存店舗の成長ではカバーできなかったとしている。

ポーラの2024年1-3月期における売上高は、前年同期比8.4%減の221億6100万円だった。営業利益は同34.2%減の23億500万円だった。百貨店やECチャネルは好調に推移したものの、委託販売チャネルと中国での減収が全体に影響したとしている。

2024年1-3月期においては、閉店したサロン店舗は19店舗となった。サロン店舗の減少ペースは落ち着いてきたという。

2023年1-3月期において、顧客の買い回りが進み、顧客の購入単価が高かったことも、減収の要因となったとしている。
 
委託販売チャネルが減収しているが、都市部や駅前を立地とした新たなサロンモデルの候補店舗の成長率は高く、新規顧客数は2桁増となっているという。

今後は、成長している店舗をさらに成長させる方針だ。

ポーラでは7月、パーソナライズスキンケアブランド「APEX(アペックス)」の全面リニューアルを控えている。それに合わせて、肌分析の体験キャンペーンや、新美白美容液のプロモーションを加速させるとしている。

ポーラでは、販売員であるビューティーディレクター(BD)の数が減少し続けている。BDの数は、2024年3月末時点で2万1000人となり、2023年12月末時点と比較して2000人が減少したとしている。

BDが減少している背景には、コロナ禍で店舗の売り上げが減少し、継続が難しくなるケースや、BDの年齢による引退を決断したりするケースなどがあるという。理由はさまざまだという。

ポーラでは、都市部を中心とした新たなサロンビジネスモデルと、委託販売組織の法人化を並行して進め、BDの減少に歯止めを掛けたい考えだ。

ECとサロン店舗、百貨店のOMOの取り組みも進めることで、BDが働きやすいビジネスモデルを構築するとしている。




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