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2024.05.17

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シーボン、2024年3月期 連結売上高は84億円 営業利益は黒字に転換

化粧品のサロン販売を手掛けるシーボンの2024年3月期の連結売上高は、前期比0.3%増の84億9800万円だった。連結営業利益は、2023年3月期は1億4500万円の赤字だったが、2024年3月期は2900万円の黒字へと転換した。新規顧客獲得数が増加しており、新規顧客による売上高は、前年同期比6.8%伸長したとしている。

シーボンでは2024年3月期中に、サロン価値を向上する取り組みを強化した。「新たな顧客の獲得」と「ロイヤルカスタマーの醸成」の2点を重点施策として、実施してきたという。

新たな顧客の獲得については、コロナ禍から人流が回復したこともあり、サンプリングや肌チェックを通じたイベント経由の新規顧客が増加したという。

異業種とのコラボレーションとして、ヨガ講師や着付け教室などとのコラボから美肌セミナーを実施するなど、新規顧客獲得のための施策を複数実施していた。その結果、新規顧客のサロンへの来店数は、前期比4.3%増加した。

新規顧客による売り上げは、同6.8%増加したとしている。

ロイヤルカスタマーの醸成にあたっては、ロイヤルカスタマー専用デスクを設置したり、ロイヤルカスタマー限定の施術メニューの開発、ポイント交換製品の拡充、店舗でのロイヤル化、サマー感謝デーの実施など、さまざまな施策を展開したという。都市部を中心とした9店舗で、ロイヤルカスタマー専用の施術ルームを設置するなどして、ロイヤルカスタマーへと移行する顧客の動機づけを行ったとしている。

その結果、既存顧客の購入単価は、前期比1.7%に増加した。既存顧客による売上高は、同1.1%減にとどまったとしている。

シーボンでは、既存の化粧品のサロン販売以外の事業として、「ヘア事業」「小売り用製品の開発・販売」「海外販路の拡大」にも注力している。

新しい価値を創造していくための取り組みだとしている。




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