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2024.05.17

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三和ペイント、採用戦略 個別対応と情報整理が鍵

外壁塗装を販売する三和ペイント(本社大阪府、木原史貴社長)の採用戦略は「個別対応」と「情報整理」が鍵を握っている。2025年4月に入社する新卒は13~15人程度を想定しており、進捗は順調だという。

アフターコロナの社会情勢や学生の就職活動の変化などが著しい中、人材獲得はより厳しさを増している。そんな中、同社では「個別対応」で人材獲得を順当に進めている。

個別対応を重視する背景には、多くの学生が訪れる大型の合同説明会へのニーズが変化し、近年の合同説明会の参加から同社へ訪れる人数が減少傾向にあるのだという。

「小人数制の方法に移行している。5人ずつ話していく個別対応型で進めている」(人事部部門長・橋本伊織氏)と話す。また同社では、2026年の新卒採用に関しては、合同説明会に参加しない方針だという。

個別対応を重視しつつ、同社としては、「インターンへの誘導」がより重要になると予測しており、これらの動線を作れるよう人事部を中心に施策を考えているという。

「営業とは」の説明を


同社の新卒採用における募集要項は営業職となっている。

学生に説明する際は、各拠点のマネージャーが登壇して説明する。会社での営業に関する話をしつつ、「営業」に対する情報の整理も行っているという。

まずは、営業に関して学生がどのような情報に触れてきたかを確認する。学生によって、営業に関する情報の収集や見方が異なっているからだという。その後に改めて、法人と個人への営業の違いや営業には、プッシュ型とプル型があることなど、営業とは何かをレクチャーしているという。

こうした説明を経て、営業への興味や会社の全体像、良さなどを伝えて学生にアプローチしているという。

すでに2026年の採用戦略も考えている。同社にとって鍵となるは「受け皿のバリエーション」なのだという。

例えば、営業に興味はないがリフォームには興味があるなど、学生の情報や動向、関心を細分化し、それらをもとに同社がどのようにアプローチするかというスキームを構築して実行に移す計画だ。




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