医療施設や食品工場などからの引き合いがあり、設置先を増やしている。
センサー部分に手をかざすと、20~50センチメートルの間で設定した長さの紙が排出される仕組みで、先に手を拭いた人の水滴を気にせずに紙を使うことができる。
専用ロールペーパーは、製紙メーカーと排出時の滑り具合や吸水性を調整して製造した。
すでに2台を導入している医療機関では1日に約1700人が利用。患者や利用者からの評判は良く、トイレの清掃を行うスタッフは、半日程度で紙を使い切ると分かったことで、そのつど補充に出向く必要がなくなったという。
壁付けが難しい場所にも設置できるように、専用スタンドを開発した。十河社長は「狭い空間に多くの人が集まる、避難所などでも役立つのではないか」と話す。
「CLEAN BOSS」は単1形乾電池4本で稼働し、紙を3万回排出する。本体はホワイト、ブルー、グレィグリーン、ブラックの4色。セット価格は税込3万9500円。