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2024.06.21

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健康食品

ニコリオ、「フコース」の機能性サプリ発売 酪酸菌サプリはヒットを継続

「フコジー」

健康食品のECを展開するニコリオ(本社東京都、中上弘社長)は6月10日、「フコース」を機能性関与成分とする新たな機能性表示食品「フコジー」を発売した。「腹部の脂肪・体重・ウエスト周囲径の減少、便通改善」を訴求している。ニコリオでは、酪酸菌の機能性表示食品「ラクビプレミアム」がヒットを続けている。発売から4ヵ月で20万個を販売し、現在も同様のペースの売れ行きを維持しているという。「フコジー」の売れ行きにも期待が集まっている。


機能性表示でヒット連発


新発売した「フコジー」の機能性関与成分である「フコース」は、褐藻類由来のネバネバ成分であるフコイダンを構成する単糖だ。北米や北欧を中心に自生する希少な海藻「アスコフィラドノドサム」から回収しているという。

「フコジー」は、ニコリオの公式オンラインショップで、単品通常価格税込み5980円で販売している。

同社ではこれまでも、機能性表示食品でヒット商品を連発してきた。

ヒットを続けている「ラクビプレミアム」は、酪酸菌を機能性関与成分とした、初めての機能性表示食品だ。「継続摂取により、善玉菌(酪酸菌)、短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸)を増やし、便秘気味の方の腸内細菌叢(さいきんそう、腸内フローラ)、腸内環境を改善する機能、BMIが高め(23以上30未満)の方のお腹の脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)、ウエスト周囲径、体脂肪率を減らし、体重が減少するのを助け、高めのBMIが低下するのをサポートする機能があります」と機能性を表示している。2023年11月には、「便通改善」の機能性も追加した。

ストーリーを掘り下げる


ニコリオの中上元弘社長は、「売れ続けているのは、商品と広告のクリエーティブが掛け合わさった結果だ」と話す。

健康食品や化粧品のD2C市場では、新しい広告のクリエーティブを絶えず作り続け、さまざまな媒体でテストして効果を試し続けるのが定石だ。メーカーがクリエーティブを主導するケースもあるが、広告代理店が主導的に制作するケースも多い。

ニコリオでは、製品の開発を行ったOEMメーカーや原料メーカーにヒアリングし、広告制作に生かせるストーリーや背景を掘り下げ、広告代理店に情報提供しているという。

「ラクビプレミアム」では、機能性関与成分の「酪酸菌」「3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA)」を採用した背景や、成分の分かりやすいストーリーをクリエーティブに採用した。ニコリオの会社のストーリーや、中上社長自身にフォーカスを当てたクリエーティブがヒットしたこともあったという。

酒造メーカーが100年研究


2023年に発売した「体重・脂肪の減少」「紫外線ケア」を訴求する機能性表示食品「pomdin(ポムジン)」では、機能性関与成分である「りんご由来プロシアニジン」について、「ある酒造メーカーが100年も研究してきた素材である」というストーリーをクリエーティブに落とし込んだという。
 
「成分は唯一無二でも、ヘルスクレーム(機能性表示)は、他の機能性表示食品と差別化しづらい。製品に説得力を持たせ、お客さまにインパクトを与えるために、ストーリーを掘り下げることが欠かせない」(中上社長)と話す。




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