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2024.07.03

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【化粧品訪販 トップインタビュー】ニナファームジャポン、ベジット・イディアス会長 スキンケアの魅力と認知を高め、組織の拡大を目指す

ベジット・イディアス氏


ニナファームジャポン(本社東京都)の2024年3月期における売上高は前期比5.9%減の97億2000万円だった。今年は「ワンチームプロジェクト」において、ピンレベル別のトレーニング「ラピス・サファイヤトレーニング」や「スピーカートレーニング」に注力するほか、7月から新たなトレーニングとして「ビジネススキームトレーニング」を始める。ベジット・イディアス会長に、今後の事業展開について聞いた。

――2024年3月期の業績について。

前期比で減収決算となり、目標としていた3期連続の100億円には達しなかった。要因としては、キャンペーンやプロモーションの打ち出しが少し弱かったという反省がある。いかに会員に浸透させて、動いてもらえるように働きかけるかという点が課題だ。

会員と会社が共同で約2年間に渡って開催してきた「共催新規説明会」は、新規説明の場所にトップ自らが出てくるのが、大変好評だった。

一定の役割を終えたつもりだったが、再開して欲しいとの声を受けて今年7月からは本社主催の「新規説明会」として改めて開催する。当社の正しい情報や知識を中心に伝えていきたいと考えている。参加条件を新規会員1~2人同伴することと設定し、移転した本社のお披露目を兼ねて、社内のセミナールームで開催する予定だ。

ビジネススキームトレーニングを開始


――「ワンチームプロジェクト」について。

コンプライアンスを担保したセミナーの開催に向けて「スピーカートレーニング」を強化してきた。これまでは1泊2日間で開催してきたが、ワンデートレーニングに切り替えて、参加しやすく改めた。
これによりさらに成長を加速させるつもりだ。

これまでのピンレベル別のトレーニング「ラピス・サファイヤトレーニング」に加えて、7月23日から、「ワンチームプロジェクト ビジネススキームトレーニング」を始める。新規会員の勧誘活動から初期タイトルであるクリスタルまでの達成スキームを提案し、誰もが取り組める環境を提供していく。

具体的には、特商法の三大告知義務に沿って、コンプライアンスを担保し、相手に選択してもらうといった時代にあった声かけの方法を徹底的に伝える。ビジネスでは相手に何を伝えるかというより「相手に何が伝わるか」が重要だ。しっかりと目的を告げて声がけし、ABCやセミナーで正しい情報を伝えて、登録するかしないかは相手の判断に委ねるしかない。この積み重ねがNBに好印象を変えるために必要だ。

――スキンケアの販売を強化する。

特定負担である主力のサプリメント「サンテアージュOX‐288」に加えて、スキンケアのブランドチェンジを促すことで、顧客単価を3万円に引き上げたい。

現状では、スキンケアを定期購入している会員がまだまだ少ない。さらにブランドチェンジを促進させ、会員がスキンケアの1シリーズを1カ月できちんと使い切ることで定期購入するように、新たな文化をつくっていく。

当社が展開している「スキンケアコーディネーター(SC)」が伝える正しい使い方と訴求方法を会員に広く知ってもらう機会を増やすことで、認知を高めていきたい。

また、全国33カ所のサロン「プラッスドゥニナ」でのイベントを通じた接点づくりも引き続き強化したい。イベントに参加するサロンが徐々に増えているので、約2000人のSCにも協力を得ながら接点を増やしたい。

そのほか、サプリメントを定期購入する会員に対しては、会報誌にスキンケアの正しい使い方などを掲載することで啓蒙につなげたい。


アクティアージュ シリーズ

――中期経営計画については。

毎年12%増で、2027年3月期に売上高150億円を達成するという目標に修正した。2025年3月期は109億円を計画し、改めて100億円を達成したい。

フランスニナファーム社においては、AIを活用した成分開発に取り組んでおり、高品質のサプリメントとスキンケアで会員のリクルート支援につなげていきたい。






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