ECと組み合わせたOMO施策にも利活用の可能性が見えてきた。
「カオリウム」を使用したユーザーは、店頭で診断した結果を二次元コードに登録して持ち帰ることができる。その後、ECサイトにアクセスして結果に基づいた商品選びができる。診断結果から商品をレコメンドする機能も近く発表する予定。
あいまいで共有が難しい好みの香りの系統を、言葉で把握していく体験が利用者に受けている。店舗ではスタッフとユーザーの会話にも、診断で可視化された言葉が使用されることが多い。
日本酒を販売する店舗では、好みの味わいや、飲んだ時の気分に合わせて言葉を選ぶと商品を提案しているという。利き酒師に相談するように商品選びができ、季節限定商品ばかりが売れる傾向にあった店でも、「カオリウム」の導入により通常商品の売れ行きが伸びているという。
ユーザーの診断結果と購入商品のデータを関連付けて蓄積することもできるとし、マーケティングツールとしても活用されている。
導入費用は規模によって異なる。