水田選手は、中学2年の時に末梢神経疾患の指定難病「シャルコー・マリー・トゥース病」を発症したことをきっかけに、17歳でビームライフルを始めたという。19歳でエアライフルに転向したそうだ。2017年に全日本障碍者ライフル射撃競技選手権で2位に入賞したのを皮切りに、2019年には、同大会で5連覇する成績を残した。2021年の東京2020パラリンピックにも出場していた。
白寿生科学研究所には、20202年4月に入社。ブランド広報グループに所属し、SNSのインサイト分析といった管理業務を行っているという。平日2日は在宅で勤務を行い、3日は射撃の練習にあてているという。
パラ射撃は、10メートル離れた500円大の的に向けて、6分間で60発の射撃を行い、合計点を競う競技だ。パリパラリンピックの決勝では、フランス、ブラジルの選手に続いて3位となった。
水田選手は本紙の取材に対して、「ファイナル出場を目標に掲げて臨んだ今大会だったが、予想をはるかに超えての結果に驚きと喜びでいっぱいだ。今後もより良いパフォーマンスを目指して練習していく」とコメントしている。