連結売上高は同4.0%増の161億2300万円、営業利益は同21.1%減の8億3000万円だった。
住設・建材EC事業の製品別カテゴリー売り上げは、主力製品の「洗面」が同8.9%増の63億1000万円、「バス」や「収納」はともに10%以上の増収だった一方、「タイルなど」は7.4%減となった。
インスタグラムのフォロワー数は2024年9月末時点で17万6000人になった。社名変更によって指名検索は減少したものの、キーワード検索や非指名検索からの流入は増加した。「社名認知の広がりは採用にも好影響を及ぼす」(山根社長)とし、引き続きテレビCMを中心に広告投資を行う予定だ。
2025年以降を「飛躍期」と位置付け、山根太郎社長は「これまで以上に高い成長率を目指す」と強調した。
2025年9月期の業績予想は、連結売上高が同14.7%増の185億円、営業利益は広告投資などを織り込み、同88.0%減の1億円とした。住設・建材EC事業の売上高は同14.4%増の166億700万円を計画している。
同日開催した決算説明会で、山根社長は2025年以降の中期経営計画について、「マーケティング強化」「商品開発力」「海外事業含む新事業」を挙げた。
「マーケティング強化」では、テレビCMや交通広告などを集中的に実施する。今期中に予算約7億円を投下する。他にも、ECサイトでのSEO対策やUI/UXの改善による転換率の改善などを行う。
「商品開発力」はリフォームやリノベーションの領域に対応した商品開発などを行って売上拡大を進める。「海外事業を含む新事業」は、アジアを中心に販売基盤を構築し、マーケティングを強化していく。