訪販グループは、主力のクリーンサービス事業が減収となったものの、ケアサービス事業が増収となり、売上高は前年同期比0.6%増の537億4300万円だった。経費の増加や原材料費などの高騰の影響があったものの、RFID取り付けが前期中に概ね完了したことに伴う原価減少により、営業利益は同17.3%増の30億7300万円だった。
家庭向けの中心商品であるモップ商品は、前期3月に発売した新商品「ペット用おそうじモップセット」(ペット用フロアモップとモップクリーナーのセット)が順調に推移したことに加えて、「家庭用営業専任組織」の活動が新規客獲得に成果を挙げつつあるという。さらに、デジタルチャネルでの受注件数が増加したことで前年同期並みの売り上げとなった。
その他の商品では、前年同期に新発売した「ミッキー&ミニー台所用スポンジ」「ふんわり包まれまくら」「からだ支える快眠マットレス」などの売り上げが反動により減少した。
ケアサービス事業のお客様売り上げは、「ホームリペア」(住まいのピンポイント補修)は減少したものの、好調なエアコンクリーニングを含めて「サービスマスター」(プロのお掃除サービス)が増加したほか、「メリーメイド」(家事代行サービス)、「ターミニックス」(害虫獣の駆除と総合衛生管理)、「トータルグリーン」(緑と花のお手入れサービス)は増加した。
「ヘルス&ビューティー」事業は、前年同期比0.1%減の8億8200万円だった。