既存顧客を対象とした展示会販売「一般呉服」を収益性改善のため、店外催事を縮小し店舗内催事にシフトするなど、催事形態や商品構成、価格の見直しを行ってきたが、新たな催事の運用が軌道に乗らず、受注高は前年同期比17・9%減だった。
「振袖」販売とレンタルは、紙媒体のダイレクトメールを縮小。ウェブやSNSなどデジタルマーケティングへ移行し、従来の振袖広告の抜本的な見直しを進めた。広告効果に一定の時間を要することから来場者数の回復には至らず、受注高は前年同期比16.1%減となった。
商品ラインアップやキャンペーン企画の見直しにより平均単価が上昇するなど、当初の計画比では想定通りに推移したという。