ASKUL事業の売上高は、同2.3%増の1782億9400万円だった。オフィス用品の需要は伸び悩むも、生活用品、メディカルは堅調に推移した。仕入原価の高騰を背景とした断続的な商品値上げや配送バー改定などによって、顧客単価は増加するも、顧客数は減少している。
LOHACO事業の売上高は、同3.6%減の181億800万円だった。グループ会社のLINEヤフーと連携した販促施策などが成長に寄与した。
ロジスティクス事業の売上高は、同4.5%減の39億9300百万円だった。ASKUL LOGISTのグループ外の物流業務受託の売上高は減収となったが、サービス価格の見直しや生産性の向上などにより、採算性は改善し、減収増益となった。
下期はマーチャンダイジングDXの試験運用を経て、顧客の購入頻度が高い商品を中心に価格の見直しを図る。集客・認知度向上による顧客数の回復や、既存顧客向けの広告販促費の再配分・増額を図り、成長率の拡大を目指す。
2025年5月期の通期売上高は、前期比6.0%増の5000億円を計画している。