新たに協会の会長に就任したエフエムジー&ミッション(本社東京都)の中陽次取締役社長が冒頭のあいさつを行い、「米国の動向も含めて2025年のスタートは不透明感が満載だ。しかし、協会として成長をするための環境を整備し、改革しようと手立てを打っていく」と意気込みを述べた。
協会の設立から45周年を迎えることにも触れた。「5年ごとの節目。訪販業界の社会的存在価値を徹底的にアピールしていきたい」(中陽次会長)と言い、「訪販業界の社会的意義が忘れられてしまっている。アフターケア付きで販売できるルートはない。買い物弱者にとって、訪販事業者は重要だ」と話した。
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▲賀詞交歓会会場の様子
来賓代表として、経済産業省商務・サービスグループ消費・流通政策課長兼物流企画室長の平林孝之氏が登壇。「2025年は正念場の一年でもある。賃上げや設備投資、価格転嫁などは積極的にお願いしたい」と述べた。同様に訪販業界には「地域の見守り役としての例も聞いている。過疎化や高齢化による買い物弱者が増えている。訪販による仕組みはその解決策にもなる」とも話した。
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▲経済産業省・平林孝之室長
乾杯は、フランスベッド販売(本社東京都)の代表取締役社長であり、協会の副会長を務める湊一規氏が音頭を取った。