同社では、2024年2月期の売上高が前期比1%増、2023年2月期は同2.4%増と、微増が続いていた。「特にパソコン、タブレットの売れ行きが好調だった。物価が上がっていることもあり、全体的な仕入れ値、販売価格が上がったことも大きい」(システム開発部マネージャー兼販売企画部マネージャー・宮川裕之氏)と話す。
一方、テレビ関連は前期比20%超の減収となったとしている。テレビ関連の商品は、2024年2月期も同30%近く落としていた。
販売チャネル別では、自社サイトとアマゾンが好調だったという。「2025年2月期に一番伸びたのはアマゾン。特にコスパの良い商品がよく売れた。最新機種やハイスペック機種ではないが、『この価格でこのスペックなら十分』といった顧客の声も多かった」(同)と話す。
一方、ヤフーショッピングの売り上げは横ばい、楽天市場は減収だったという。「自社ECやアマゾンは伸びており、商品に差があるわけではない。楽天は、モール内の価格競争がさらに激しくなってきていることが要因とみている」(同)としていた。
「購入単価、購入数、共に上がっている。2026年2月期も、これまでと同様に、〝家電の最安〟を継続していくとともに、AIなどを活用した業務の効率化も図っていきたい」(同)と話している。