自社ECサイト「andST(アンドエスティ)」と実店舗の共通会員数は、前期末比220万人増の1970万人となった。アクティブ会員数はそのうち750万人だった。EC化率は28.4%で、うち自社ECが占める割合は約14.9%だった。
「総会員数はこれから成熟フェーズに入っていくため、アクティブ率を上げることが重要になる。実店舗のスタッフとのコミュニケーションによるファン化や、取り扱いブランド数の拡大を続ける」(木村治社長)と話した。
自社ECサイトで他社ブランドの出品を受け入れる「オープン化」においては、2024年12月-2025年2月期(純第4四半期)に急成長した。外販比率は約3%となっている。
実店舗を含む連結売上高は前期比6.4%増の2931億円だった。売上高は過去最高を記録し業績予想を達成したが、売上総利益率は未達となった。
「上期は堅調に推移したが、下期は10月の残暑により冬商戦の在庫が不足した。売上にできる在庫をしっかりと把握するとともに、気候に左右されにくい雑貨やIPとのコラボレーション商品を強化する」(専務取締役・福田泰己氏)と説明した。