同社は10年の創業以来、「FRECIOUS」などのブランドで、天然水のウォーターサーバーや浄水型ウォーターサーバーを展開してきた。
今回の社名変更は、GXを経営の柱と位置づけ、環境・エネルギー分野における新規事業への本格参入を示すものだという。
富士山GXホールディングスとして展開する事業は、(1)PFASゼロの天然水・ウォーターサーバー(2)環境負荷を抑える亜臨界水事業(3)次世代医療を見据えた再生医療事業(4)高効率エネルギー技術を活用する高周波パワーエレクトロニクス事業─の4領域だ。
社名変更にあわせてロゴも刷新した。逆さ富士をモチーフに、「富士山」「空気」「水」「大地」の四つの自然要素を象徴的に表現し、同社の事業展開とGXへの意志を表すデザインとなっている。
粟井社長は「GX推進企業としてさらなる進化を遂げ、30年度の当期利益1兆円を目指す」と述べ、企業価値の飛躍的向上と社会への貢献を強調した。今後は、国内外におけるGX関連事業の中核企業としての役割を担っていく構えだ。