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2025.04.14

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【決算まとめ 「食品宅配」編】食品宅配各社の第3四半期決算 5社決算で明暗

食品宅配各社の第3四半期の(24年4―12月期)業績

食品宅配企業の2024年4‐12月期(第3四半期)決算をまとめた。上場企業など第3四半期決算を公表している5社の決算を見ると、らでぃっしゅぼーやとオーシャンシステムが増収で、その他は減収決算だった。オーシャンシステムとショクブンは営業損失となった。


ワタミ/前年同期比0.5%減


「宅食事業」の売上高は前年同期比0.5%減の309億5900万円。営業利益は顧客単価が上昇したことで同13.6%増の38億8400万円だった。営業拠点数は516カ所。調理済み商品の累計届け数は同5.4%減の4422万5000食だった。


らでぃっしゅぼーや/・大地を守る会/会員数が減少


オイシックス・ラ・大地のグループ傘下の大地を守る会は前年同期よりも会員数が減少した。「らでぃっしゅぼーや」は会員数は増加したが、ライトユーザー比率が増加したため、会員1人当たりの月間購入金額が低下した。


オーシャンシステム/「すまいるごはん」好調


食材宅配事業の業績は、主力商品である一般家庭向け食材セット「すまいるごはん」は、配達コースの見直しにより配送効率の改善を図り、販促チラシのポスティングとウェブ広告による宣伝活動に注力したことで販売セット数が増加。売上高は前年同期比3.1%増の37億7600万円で、原材料価格の上昇と子会社合併による経費の増加により営業損失は2300万円(前年同期は900万円の損失)だった。


ショクブン/売上高6.3%減


食品宅配の連結業績は、売上高が前年同期比6.3%減の45億8000万円、営業損失は同48.4%減の2000万円だった。主力のメニュー商品(ミールキット)売上高が同6.3%減の41億6500万円、特売商品の売上高は同6.3%減の4億1500万円だった。

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