フィットネスブランド「VALX(バルクス)」を運営するレバレッジ(本社東京都、只石昌幸社長)はこのほど、本紙の取材に対して、2023年10月期の売上高が、前期比10.4%増の約74億円だったことを明らかにした。プロテインの通販は価格競争が激化しているが、同社は、ブランド構築に積極的に注力したことにより、安定的に売り上げを伸ばすことができたという。
同社によると、レバレッジの売り上げの大半を、プロテインやサプリメントのEC・D2Cの売り上げが占めるとしている。
▲「VALX」プロテイン
レバレッジでは、運営するユーチューブチャンネル「山本義徳 筋トレ大学-VALX」のチャンネル登録者数が70万人になるなど、ファンマーケティングを促進しており、プロテインの潜在顧客層の囲い込みを図っている。法人向けフィットネスサービスを提供したり、「ハロウィーン翌日に渋谷区をマッチョと一緒に清掃」といったイベントを企画したりもしている。
こうした、独自の路線でブランドを構築していることが、安定的なプロテインやサプリメントの売り上げの伸長につながっているようだ。
同社によると、2024年10月期においては、ブランド構築を戦略的に行い、さらなる事業拡大を図るという。売上高は100億円を目指すとしている。