消費者ネットおかやまは、インシップの新聞広告を見た消費者が過大な効果を期待し、治療機会の遅れにつながると問題視。2019年にインシップに改善を申し入れたが、回答を得られなかったため岡山地裁に提訴した。2022年10月の一審判決で請求が棄却され、広島高裁に控訴していた。
広島高裁は判決で、適格消費者団体が事業者に表示の裏付けとなる資料の提出を求められる法的な根拠はなく、提出要求を満たす理由も示されなかったとした。
また、インシップが高裁に提出したヒト臨床試験の資料を踏まえ、ノコギリヤシエキスの頻尿改善効果について、その可能性は否定しきれないと加えた。