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2023.12.26

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ナリス化粧品、毛穴の角栓の原因を発見 角栓の多さはアクネ菌の多さと関係

アクネ菌を抑える成分にダイズエキスを活用

化粧品訪販のナリス化粧品(本社大阪府、村岡弘義社長)は12月15日、毛穴の角栓形成に、アクネ菌の多さが関与していることが分かったと発表した。角栓の多さは、皮脂の分泌量ではなく、アクネ菌の多さと関係することが明らかになったという。同社では、角栓形成を抑制するオリジナル成分を開発したとしている。

ナリス化粧品によると、2011年からの研究の結果、角栓には「ケラチン17」という特殊なたんぱく質が多く含まれていることが分かったという。「ケラチン17」の産生について調べたところ、ニキビの原因と言われる、嫌気性細菌であるアクネ菌の刺激を受けて、「ケラチン17」が発生していることが分かったとしている。

ナリス化粧品では、「ケラチン17」を抑制する成分の探索を実施。特殊な条件下で抽出したダイズエキスに、「ケラチン17」を抑制する効果があることを突き止めたという。
 
同社では、ダイズエキスに、アクネ菌そのものの増殖を抑える「イソプロピルメチフェノール」を組み合わせた製剤を開発し、ヒトに塗布する試験を行った。その結果、2週間で20%の角栓が減少したことが確認できたとしている。




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