ナリス化粧品によると、2011年からの研究の結果、角栓には「ケラチン17」という特殊なたんぱく質が多く含まれていることが分かったという。「ケラチン17」の産生について調べたところ、ニキビの原因と言われる、嫌気性細菌であるアクネ菌の刺激を受けて、「ケラチン17」が発生していることが分かったとしている。
ナリス化粧品では、「ケラチン17」を抑制する成分の探索を実施。特殊な条件下で抽出したダイズエキスに、「ケラチン17」を抑制する効果があることを突き止めたという。
同社では、ダイズエキスに、アクネ菌そのものの増殖を抑える「イソプロピルメチフェノール」を組み合わせた製剤を開発し、ヒトに塗布する試験を行った。その結果、2週間で20%の角栓が減少したことが確認できたとしている。