「好い日の御膳」は2年かけて開発した。低価格実現のため、新規仕入先を開拓し、新たな原料や規格の導入が可能になったという。産地やメーカーとの連携を強化し、季節商品やスポット商材も積極的に導入した。仕入れ食材の加工度を下げて原価を低減させた。
使用できる食材や献立を精査し、試作と検査を繰り返し実施したことで消費期限の延長を可能にしたという。
従来は5日間工場を稼働し、1週間5食を販売してきたが、新商品は稼働日を2日間に短縮し、6食を販売する。3日分をまとめて調理し、販売員「まごころスタッフ」が週2回6食を届けることで配送コストを削減する。容器サイズをミリ単位で調整し、積載効率を3割アップした。素材や設計を見直し、使用するプラスチックの重量を削減し、より安価な仕入れが可能になったとしている。

▲渡邊美樹会長(写真右)とフリーアナウンサーの徳光和夫
BS放送をはじめとするテレビCMや新聞折り込み広告といったアナログ手法で、75歳以上のシニア層の開拓を図る。シニア層にもSNSが普及することを念頭にウェブマーケティングも視野に入れる。