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2025.11.14

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アスクル、システム障害復旧進展 ランサムウェア攻撃対応状況報告

アスクル、システム障害復旧進展 ランサムウェア攻撃対応状況報告

アスクルは、2025年10月19日に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害の復旧状況を報告した。復旧の基本方針として、事業所向けサービス「ASKUL」の復旧を優先し、セキュリティ対策を強化した上でウェブサイトを再開している。出荷は安定稼働を確認しながら順次拡大中だ。

第1弾の出荷トライアルは10月29日から開始され、医療機関や介護施設を含む一部の顧客を対象に、FAX注文で「コピーペーパー」など37アイテムの出荷を行っている。出荷拠点は「新木場物流センター」と「ASKUL大阪DC」の2拠点である。11月10日からは対象商品を約230アイテムに拡大し、出荷拠点も「仙台」「横浜」「名古屋」「関西」「福岡」の5拠点を追加した。

第2弾として、11月12日からはウェブ注文を再開し、「ソロエルアリーナ」の全顧客を含む一部の顧客を対象に、医療機器や衛生材料など477アイテムの単品注文を受け付けている。出荷拠点は「ASKUL東京DC」である。また、サプライヤーからの直送品も一部再開している。

その他のサービスについては、「LOHACO」や「アスクル外部カタログ連携」は出荷トライアル運用の対象外で、再開時期は未定である。「パプリ」は11月11日から一部顧客のFAX注文を開始している。「ビズらく」と「SOLOEL」は通常サービスを提供中だが、「アスクル」としての出荷は停止中である。

システム障害への対応として、ランサムウェアに関する詳細は開示を控えているが、情報流出が確認されており、関係各所への報告や相談を行っている。情報流出専用の問い合わせ窓口も設置されている。

アスクルは、全面復旧を目指し、全社一丸となって取り組んでいると述べている。進捗については、今後も継続して報告する予定である。


※本記事の制作にあたってAIを活用しています。

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