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2025.11.20

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【CBD飲料に基準超のTHC】 東京都が回収呼び掛け

問題となった製品

東京都は、都内で流通する大麻由来製品の成分検査を行った結果、清涼飲料水「ピローCBDナイトドリンク」から、残留限度値を上回るΔ9-THC(テトラヒドロカンナビノール)が検出されたと公表した。同成分は麻薬及び向精神薬取締法で「麻薬」に区分されており、都は所持している都民に対し、使用しないよう強く警告し、任意の提出を求めている。これまでに健康被害の報告は確認されていないという。

対象製品は、渋谷区の株式会社バランスドが販売し、千葉県船橋市のタンポポ産業株式会社が製造したもの。内容量は50ミリリットル×10本。原材料表示にはCBD末や大麦乳酸発酵エキス(GABA)などが記載されていたが、都の検査で基準を超えるTHCが検出された。

都は、所持者に「絶対に摂取せず、速やかに居住地の薬務主管課に申し出ること」を求めており、東京都内の窓口として保健医療局薬務課を案内した。申し出の期限は令和7年11月21日としている。また、体調に異変を感じた場合には、早急に医療機関を受診するよう呼び掛けた。

東京都は販売者に販売中止を指示し、製造所の所在自治体である千葉県にも通報。公式ホームページで製品名を公開するほか、関係団体にも情報を提供し注意喚起を強めている。検査は東京都健康安全研究センターが担当した。

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