一般的にメーク品には、美しい色を実現するために合成色素(タール系色素)が使用されているのだという。一方で、合成色素はアレルギーを起こしやすいと言われている成分であるため、同社では、合成色素を使わず、肌にやさしい無機顔料を採用するようにしているそうだ。
「無機顔料」は、安定性と安全性に優れているが、「色の鮮やかさ」が低く、仕上がりがややくすんだ印象になりやすいという課題があったとしている。
今回開発した顔料は、従来の「無機顔料」と同等の安定性と安全性を持つが、鮮やかで美しい発色も実現できるのだという。この研究で得られた知見を生かし、無機顔料を使用した色鮮やかなメーク化粧品の開発に応用していくとしている。

▲各赤色系顔料の色度座標

▲赤色度、鮮やかさの比較

▲各赤色系顔料の色写真

▲ファンケル 総合研究所 化粧品研究所 メイク開発グループ片岡 菜緒氏
