国内事業全体の売上高は前期比1.7%減と苦戦した。内訳を見ると、ホテルアメニティが23.0%増、ECが6.4%増と伸長した一方で、売り上げの約6割を占める委託販売の落ち込みをカバーしきれなかった。
顧客の購入単価が4.6%上昇した一方で、顧客数は7.8%減少した。同社は既存顧客へのフォローを強化している反動で、新規顧客の獲得が伸び悩んでいると分析している。
国内店舗数は前期末比で37店舗減の2481店舗となった。
ポーラでは、収益性の強化に向けた構造改革を進めている。
同社は従業員の約1割に相当する約160人程度の希望退職を募集する方針を明らかにした。
人件費の抑制を図るとともに、2026年12月期以降の再成長に向けた土台作りを急ぐとしている。
今後の見通しについて同社は、エステを軸にデジタル活用を進める「成長店舗群」が2026年に3%程度の増収に寄与すると試算している。
2026年3月には、「B.A」シリーズを拡充する。クレンジングとウォッシュを刷新し、シリーズのフルリニューアルを完了させる予定だ。
顧客データを活用したリピート促進や、高単価エステの導入により、客単価のさらなる引き上げを狙うとしている。
中国での不採算店閉鎖も進める。一方、好調なASEAN地域での出店を加速させ、2027年には海外事業を成長局面に乗せたい考えだ。
