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2026.03.01

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健康食品

ビタブリッドジャパン、4月2日にグロース市場へ新規上場 「紅麹問題」の逆風下でも売上高126億円

化粧品や健康食品の通販を展開するビタブリッドジャパンは4月2日、東証グロース市場に新規上場する。2月27日に上場承認がされた。新規上場に伴う有価証券報告書によると、ビタブリッドジャパンの2025年2月期の売上高は、前期比7.2%増の126億2200万円だったとしている。

同社は、東証プライム上場でPR最大手のベクトルの子会社として2014年に設立された。独自の特許技術を応用した化粧品「ビタブリッドC」シリーズや、食事の糖・脂肪の吸収を抑える機能性表示食品「ターミナリアファースト」を主力商品に据えるD2Cカンパニーだ。

市場環境の悪化が利益を圧迫

2025年2月期の業績は、売上高が過去最高を更新した一方で、各利益項目は前年を割り込んだ。営業利益は前期比29.8%減の7億円、当期純利益は同36.0%減の4億5900万円にとどまった。この減益の背景には、2024年3月に他社製品で発生した「紅麹問題」に端を発するサプリメント市場全体の冷え込みがあるという。消費者の買い控えや解約が発生したほか、市場環境を考慮して広告宣伝活動を抑制したことが収益を押し下げる要因となった。

収益基盤の強化と事業領域の多角化

収益構造における課題は、主力商品「ターミナリアファースト」への依存度だ。売上高の約75%を同ブランドが占めており、特定の商品に偏る傾向が強い。同社は自社ECサイトを通じたリピート通販を主軸にストック型収益の安定化を図る一方で、販路の多角化も進めている。

今後は既存商品の機能拡充による深掘り(垂直展開)だけでなく、2024年11月に開始したオンライン診療プラットフォーム「サステナオンラインクリニック」などの新事業(水平展開)を加速させる。独自開発のマーケティングシステム「スマート蓄積型D2Cエンジン」を武器に、変動の激しい通販市場において持続的な成長モデルの構築を目指す方針だ

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