会の冒頭で、能登半島地震への黙とうを30秒捧げたのち開催した。
丸和運輸機関(本社埼玉県)の代表取締役社長で、同協会の会長を務める和佐見勝氏は冒頭のあいさつで「大きな転機の年になる」と話し、物流の2024年問題などについて触れた。「頭が痛いだけではいけない。これをどのように解決するか、自社としてどんなことをすればプラスに転じるのかを考える必要がある」とした。
一方、2024年問題の解決の一つに「国内だけの人材だけでは足りない。今後は、アジアの協力が必要になるだろう」(同)と話した。外国人の技能実習生の現状にも触れつつ、ドライバー不足の問題についても言及した。
あいさつの最後には、今年7月に開催予定の日本小売業協会(所在地東京都、野本弘文会長)と(一社)AZ-COM丸和・支援ネットワーク(AZ-COMネット、事務局東京都)と日本3PL協会の3団体で海外視察することを発表した。
3団体による取り組みは初めてで、インドネシアやシンガポール、マレーシアを50人で訪問する。「初めての取り組みとなる。ぜひ、参加してほしい」(同)と呼びかけた。
賀詞交歓会では、国土交通省大臣官房審議官の長井総和氏と、経済産業省の商務・サービスグループ消費・流通政策課課長補佐の相原翔氏が来賓祝辞を述べた。