国センは「最終確認画面」のチェック項目を作成し、定期購入の条件はないか▽定期購入条件がある場合、継続期間や購入回数、支払総額は確認したか▽解約・返品は可能か、条件はあるか▽解約の際の連絡手段――などを例示した。
販売条件などの表示がなかったり、消費者を誤認させる表示だったりした場合は、申し込みを取り消せるため、画面をスクリーンショットで保存することも薦めた。
全国の消費生活センターなどに寄せられた通販の「定期購入」に関する相談件数は22年度が約9万8154件(前年比67・7%増)。今年度は23年4月-12月までの集計で5万4627件となり、前年同期の件数を約2000件上回るペースで推移している。
商品別では化粧品が約3万3000件、健康食品が約1万3000件、他の教養娯楽品(電子たばこ、ペットフードなど)が約3000件の順で相談が多かった。女性からの相談者が全体の65%を占めた。男女とも50歳代以上が多くなっている。