第3四半期における営業損益は124億8400万円の営業損失(前年同期は98億100万円の営業利益)、経常損益は139億9300万円の経常損失(同96億5600万円の経常利益)だった。
通期業績の修正予想では、営業損益は205億円の営業損失(前期は140億400万円の営業利益)、経常損益は220億円(同138億1600万円の経常利益)だった。期初予想からも大幅なマイナスとしている。
「期初計画差については、大半がランサムウェア攻撃による影響となる。当期純利益については、今後の業績回復に向けて、グループ会社の選択と集中や事業再編の検討を開始しており、現時点でその影響額の算定が困難なことから、引き続き未定としている」(玉井継尋CFO)と話す。
通期業績予想の下方修正の要因としては、(1)ランサムウェア攻撃の影響によるサービス停止、および段階的な復旧フェーズにおける売上高の減少(2)オリジナル商品の20%以上値下げなどの過去最大規模の販促実施による、一時的な売上総利益率の低下(3)物流費比率の悪化─を挙げている。
サービス停止期間中の物流基盤維持に要したコストに加え、サービスレベル回復を最優先としたことによる物流センター内での業務効率の低下、1箱当たり売上単価の減少による配送効率の低下が影響している。
大型セールを実施している2026年3月度の業績の回復状況は、顧客数は比較的速いペースで回復しているものの、売上高の回復ペースはやや緩やかだという。中堅・大企業を中心に顧客の戻りが遅れているようだ。
3月21日付で組織改編を実施している。AI活用による業務改革、サービス進化に加え、機能集約による執行スピードの向上とリスクマネジメント、BCPの強化を目的としている。CEO直下に独立した経営機能としてCISO(情報セキュリティ責任者)を新たに設置し、全社の情報セキュリティを統括する体制を整えた。
