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2026.08.10

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【トップインタビュー】Joshin 執行役員 EC事業担当 木原辰浩氏「過去最高のEC売上高を記録」

木原辰浩氏


Joshin(ジョーシン)の2026年3月期におけるEC売上高は、前期比14.2%増の790億400万円だった。コロナ渦でEC需要が急拡大した、2022年3月期のEC売上高を上回り、過去最高売り上げを記録。「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2025」では、総合グランプリを受賞した。ECで好調を維持するJoshinで、EC事業を担当する木原辰浩氏に、好調の要因と今後の展開について話を聞いた。



 

──好調の要因について教えてほしい。

自社ECサイトに加えて、楽天市場やヤフーショッピングなど、ECモールにも注力した1年だった。モール内でのセールに競り勝つため、これまで以上に販促費もかけた。

特にモールは、これまで、非家電分野の認知が低く、その結果、自社ECに比べると、非家電分野の売り上げが低かった。

モール内では、商品検索からの購入も多い。「Joshinは多様な商品を扱っている」という認知を拡大できたことが、売り上げにつながったと考えている。


阪神優勝の影響も


2025年に阪神タイガースが優勝したことも、売り上げに大きく影響している。

当社は2003年から、阪神タイガースのオフィシャルスポンサーを務めている。18年ぶりの優勝となった2023年や、昨年行った優勝セールは大盛況だった。
 
当社の基盤が関西ということもあり、「阪神ファンならJoshinで買おう」と言ってくれる人も多い。スポンサーを通じて、より地域密着の家電量販店になれたのではないか。

──カテゴリー別の売り上げは?

ニンテンドースイッチ2本体やソフトが大きく売り上げに貢献した。

メモリ価格高騰の影響で、パソコン本体の価格が上がる可能性が高かったこともあり、パソコンの買い替えが進んだ影響も大きく、パソコン本体の売り上げは前年を上回る結果となった。

大型家電については、前期比で2桁以上の増収となった。

非家電分野は年々売り上げのベースが上がってきている。その中でも、鉄道模型やプラモデルといった、エンタメのカテゴリーが売り上げをけん引している。

──非家電分野の商品はどのように仕入れているのか?

非家電分野の商品は、カテゴリーごとに専門性の高い担当者が仕入れを行っている。売れ筋商品はもちろんのこと、コア層に需要がある商品なども見極め、仕入れてくれている。

ECサイト上でも、「何をどのように表示すればいいか」をその担当者が決めている。そういったサイト作りが、コアなファンの理解を得ているのかもしれない。

──今後の展開について教えてほしい。

PB商品は、今後の注力ポイントの一つだ。2027年3月期から本格的に始動していく。

これまでもJoshinブランドの商品はあったが、既存商品の性能やデザインを少し変えただけだった。今後のPB商品では、より独自性の高い商品を展開していく予定だ。

まずは、理美容や調理などの小型家電から発売し、今後はエアコンや冷蔵庫といった大型家電も発売する予定だ。求められる機能を求められる価格で提供することを軸に商品開発を行っている。今後は選択肢の一つとして、「Joshinブランド」を提供できる形を整えていきたい。

ECでは、自社ECサイトの売り上げ比率向上が目標の一つだ。2028年までに、自社ECの売り上げ比率を50%まで高める。

全社的には、OMOを推進し、店舗とECを相互利用する会員を増やしていきたい。

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