「滝汗さん」は汗を吸収するインナー商品。「滝汗さん」に似た商品を販売する企業は他にもある。他社との違いは特殊な加工技術にあるという。
「最も大きなこだわりは、”防水布を使用しない”という点。通常、強力な汗取りを謳う商品は、内部に防水シートを挟む。しかし、これだと『カサカサと音がする』『脇にフィットせずモコモコする』『通気性が悪くて蒸れる』といった不快感が生まれる。当社では、特殊な加工技術を用いることで、防水布なしでも汗を貫通させない仕様にした。これにより、高い防汗性能を維持しながら、インナーとしての”涼しさ”と”着心地の良さ”を両立させている」(ライフスタイル本部インフィニティBUインナーウェアチームマネージャー・池内愛氏)と説明する。

▶︎インナー「滝汗さん」
「滝汗さん」は2025年、リニューアルを実施した。工場や生地を見直し、ブランド史上初の大規模な刷新だった。
「ターゲットである40代・50代の顧客だけでなく、30代も含め、『本当に欲しいのは機能の盛り合わせではなく、圧倒的な涼しさと防汗性能の両立だ』ということが分かった。身生地を大幅に薄くした結果、お客さまの口コミ評価も平均4点台へと改善した。販売数も想定を大きく上回るペースで伸びている」(同)と話す。
今年から「滝汗さん」の販売も強化している。ニッセンの楽天市場店において、広告費を従来よりも投下し、販促を強めているという。
「大きく広告は展開していないが、一部インフルエンサーに商品を配ってUGC(ユーザー生成コンテンツ)を集める取り組みは実施している。ただ、まだ本格的にできているわけではなく、地道に、じっくりお客さまの声を拾い、ファンを育てている」(同)と言う。
ニッセンのカタログでも商品を掲載している。汗に悩むユーザーは夏以外にもいる。更年期障害やホットフラッシュなどで汗をかく人もいることから、「滝汗さん」はなるべく1年中掲載している。夏号はページ数も増やし、多くの商品を掲載しており、一方で、春号と秋号はページ数と商品数を厳選して掲載している。
