小川雅也社長は9月27日に行われた記者会見で、今回の事業再構築にあたり、「単に商品の高価格化やパッケージ変更にとどまらず、顧客との関係性や成長の作り方を根本から見直す」と強調した。
御木本製薬ではかつて、訪販事業のピーク時の年商が約75億円だったというが、現在では減収が続いているそうだ。
新構想では、2030年まで訪販の売上高約15億円の規模を維持していく計画だ。
一方、新たに立ち上げる「MIKIMOTO BEAUTY」は、富裕層をターゲットに据えた旗艦ブランドとして位置付けている。

▲「MIKIMOTO BEAUTY」を始動
販売チャネルは百貨店や直営店、ラグジュアリーホテルのスパ、免税店などに限定し、ECは自社公式サイトのみに集約して世界観を保持するとしている。
店舗網の刷新に向けては、既存の百貨店の店舗をいったん全店撤退させ、新たな出店基準で一から再構築を開始するとしている。
国内では、「MIKIMOTO BEAUTY」の初年度の売上高として約10億円を見込でいる。2030年までに国内20億円にまで成長させる。2028~2029年頃からは、香港をはじめとした海外展開に乗り出す。海外売上高5億円を目指すとしている。
「MIKIMOTO BEAUTY」の技術面では、創立80年以上の真珠研究と皮膚科学を融合させた商品を展開する。老化肌に多く存在する特定因子「エピレブリン」の増加を抑える独自成分「パールラミナー」や液晶技術を採用した商品を投入。海外で人気の高い真珠の「MIKIMOTO」ブランドの需要を取り込むとしている。
