ユーグレナは2022年7月、ウェブ広告を運用するはこを完全子会社化していた。はこは、ユーグレナグループに参画以降、化粧品や食品のクライアントにサービスを拡大し、広告事業を展開していたという。
ただ、ユーグレナグループ内でのシナジー創出が想定よりも進んでいなかったとしている。
ユーグレナとしては、はこに、ユーグレナグループの多くの広告運用を集約させ、グループで足並みをそろえた運用を行うことにより、ノウハウを蓄積させたいという狙いがあったという。ただ、はこは、ユーグレナグループ以外のクライアントの広告運用を多数行っており、ユーグレナグループの統一的な広告運用を行うための人的リソースが不足していたとしている。
ユーグレナグループと亀谷誠一郎氏が協議した結果、亀谷氏に全株式を譲渡し、はこがユーグレナグループから外れるに至ったとしている。亀谷氏は、はこの株式を、現金6億円で取得する予定だという。
はこの2023年12月期の売上高は前期比2.1倍の28億6500万円だった。
ユーグレナでは、はこの株式を譲渡することによる、2024年12月期の業績への影響は軽微だとしている。