「雇用」と「育成」が社会貢献
メッドコミュニケーションズでは、新卒採用した人のほとんどが、営業現場で訪問営業を行っているという。
同社では現在、全社員の半数が新卒で入社した人材となっているという。入社2年目の人材が、メンターとなり、入社3年目の社員と一緒に営業活動を行ったり、採用イベントに登壇したりしているという。「メンターがメンティーを育成する」という考えのもと、若手が自分の力で考える力を育てているそうだ。
メッドコミュニケーションズでは、「企業は社会貢献のために存在している」という理念を掲げている。「雇用と育成が最大の社会貢献になる」と考えているという。「社員が成長し幸せになることは、お客さまにすばらしいサービスを提供することにつながる。結果として、会社の利益につながれば、さらに雇用と育成を進め、サステナブルに社会貢献を行っていくことができる」と考えているのだという。
一流大学出身者や、スポーツで世界的に活躍するような人も、同社の理念に共感し集まっているという。
ただ、同社が採用において重視するのは、学歴や経歴よりも、価値観だという。「目の前の人の幸せを願い、考え、行動できる」という価値観を本質的に持っているかどうかが、採用の決め手だとしている。
価値観を重視した採用を行った結果、新卒社員の定着率が非常に高まったとしている。
採用コンサルも実施
メッドコミュニケーションズではこのほど、同社の採用に関するノウハウを生かして、外部の企業へのコンサルティングも開始した。コンサルティングサービスのPRで展示会にも出展し、複数の企業へ提案を行っているという。
同社の採用コンサルティングサービスは、本質的に人材の採用・定着を目指すことを念頭に置いている。クライアント企業の経営層の考えを一致させることから始め、採用の手段を制度化し、効果的な採用ツールの選定などもアドバイスするという。
リフォームや建設業だけでなく、商社や製造業、飲食業などもクライアントになっているとしている。
価値観の合う人材の採用ノウハウを提供できることから、結果的に、1人当たりの採用にかかる費用を抑えることにつながるという。