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2024.03.30

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【特集 CBD】 バランスド、リアル販路活性化が鍵 「眠れることのかっこよさを」

「睡眠のサポート」をテーマにしたCBDブランド「Pillow(ピロー)」などをECで展開するバランスド(柴田マイケル空也CEO)は、リアル販路の活性化が、CBD市場の拡大の鍵になるとみている。同社は2023年、ドリンクタイプの「ピロー」を発売。今後は、ドラッグストアやコンビニへの展開を視野に入れているという。



「小売店の考えとして、シャンプーやクリームなどは展開しやすいが、サプリや食品といった口から入れる商品は展開しにくいようだ」(柴田CEO)と話す。「法改正により、その流れも変わる。小売りではまず、売り場も多いドリンクが、主流になってくるとみている」(同)とも言う。

同社は2023年6月、都内の百貨店にポップアップストアをオープン、CBDとサウナを掛け合わせた企画を実施したという。イベント以降は、ホテルのアメニティーでも導入されるなど、顧客とのリアルの接点が増えてきているという。「ホテルでは、インバウンドとマッチしたことが大きい。海外旅行の悩みの一つに『時差ボケ』がある。米国から来日すると、時差の問題で早朝に目が覚めてしまうことが多い。ホテルに『ピロー』を設置したことにより、『よく眠れた』と好評だったようだ」(同)と話す。

「若いころは、『寝ないことがかっこよさ』みたいな風潮があった。寝ずに仕事や勉強をすることが美学、努力の証拠になっていた。だが実際は、体に良くないだけでなく、効率だって良くない。しっかりと睡眠をとった上で、効率良く仕事や勉強をすることを推奨していきたい」(同)と話す。

柴田CEOは、睡眠の大切さについて、SNSに投稿しているという。インスタグラムとティックトックを中心に、現在は合計で1万2000人のフォロワーがいるという。「寝ないことがかっこいい時代は終わった。責任のある社会人だからこそ、しっかり眠れることをかっこいいと思ってほしい。スマホの使用や運動量、食事のタイミングなどによっても、睡眠の質は変わる。『睡眠の大切さ』を発信していくことで、『ピロー』の商品価値を高めていきたい」(同)と話している。




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