CLOSE
CLOSE

2024.04.26

ニュース

総合通販

コパ・コーポレーション、2024年2月期 売上14.3%減 吉村代表「テレビ通販芳しくない」

コパ・コーポレーションの2024年2月期の売上高は、前期比14.3%減の22億500万円だった。吉村泰助代表は「コロナ禍が明け、外出する人が増えた。それに伴い、今まで当社の売り上げをけん引してきたテレビ通販の売り上げが芳しくなく、非常に厳しい1年になった」と減収要因を話した。

テレビ通販の売上高は、同21.3%減の8億3300万円だった。前期はラジオ媒体での商品販売の強化、テレビ放送での訴求内容・演出のリニューアルを実施したものの、前期の売上高を上回ることができなかった。

掃除用クロス「パルスイクロス」やエアコン掃除用品「エアコンクリーナーAg消臭プラス」などの売り上げの上位を占める。

インターネット通販の売上高は、同13.9%減の6億2800万円だった。「骨盤整隊カシャーン」はモール内外で広告を強化し、売り上げを伸ばした。各モール内での取扱商品数を増やすべく、クラウドファンディング事業「わくたん」から、NB(ナショナルブランド)商品の仕入れを進めたが、EC売上高は減収となった。

今後の戦略としては、主に(1)実演販売者の拡充(2)販売戦略のDX化─などに注力していく。

実演販売では、ラショーモン亀山、デイジー佐藤などの人気販売者に続く、人材の開発に努める。販売戦略DXでは、ライブ配信型クラウドファンディング「わくたん」と販売店向けプラットフォーム「スグデル」を有効活用するという。

「わくたん」で新商品を販売し、「スグデル」で販売促進を図る。そしてメディア露出やファンの獲得、商品の認知拡大につなげ、そこから得た情報をさらなる商品開発に生かしていく。

2025年2月期の業績予想では、売上高は同15.6%増の25億5000万円、営業利益は300万円(前期は3億7100万円の損失)、当期純利益は100万円(前期は12億8100万円の損失)を計画している。




無料メールマガジン登録 人気の記事や編集部のおすすめ記事を配信
登録することで、個人情報保護方針に同意したものとみなされます。

タグ:

おすすめの記事

PICK UP


人気の記事

RANKING

新聞のご紹介

日本流通産業新聞

詳細・購読はこちら