テレビ通販の売上高は、同21.3%減の8億3300万円だった。前期はラジオ媒体での商品販売の強化、テレビ放送での訴求内容・演出のリニューアルを実施したものの、前期の売上高を上回ることができなかった。
掃除用クロス「パルスイクロス」やエアコン掃除用品「エアコンクリーナーAg消臭プラス」などの売り上げの上位を占める。
インターネット通販の売上高は、同13.9%減の6億2800万円だった。「骨盤整隊カシャーン」はモール内外で広告を強化し、売り上げを伸ばした。各モール内での取扱商品数を増やすべく、クラウドファンディング事業「わくたん」から、NB(ナショナルブランド)商品の仕入れを進めたが、EC売上高は減収となった。
今後の戦略としては、主に(1)実演販売者の拡充(2)販売戦略のDX化─などに注力していく。
実演販売では、ラショーモン亀山、デイジー佐藤などの人気販売者に続く、人材の開発に努める。販売戦略DXでは、ライブ配信型クラウドファンディング「わくたん」と販売店向けプラットフォーム「スグデル」を有効活用するという。
「わくたん」で新商品を販売し、「スグデル」で販売促進を図る。そしてメディア露出やファンの獲得、商品の認知拡大につなげ、そこから得た情報をさらなる商品開発に生かしていく。
2025年2月期の業績予想では、売上高は同15.6%増の25億5000万円、営業利益は300万円(前期は3億7100万円の損失)、当期純利益は100万円(前期は12億8100万円の損失)を計画している。